脂肪吸引の仕組みを徹底解説|部分痩せが叶う理由と効果・注意点も紹介

脂肪吸引は、気になる部位の脂肪をピンポイントで取り除くことができる医療施術です。
通常のダイエットでは難しい“部分痩せ”を目指せる方法として、多くの方に選ばれています。
施術を受ける前に、脂肪吸引の仕組みや効果、リスクについてしっかり理解しておくことが大切です。
この記事では、脂肪吸引の基本から、Purelys TOKYO CLINICで導入している機器の特徴まで、専門医の監修のもと、わかりやすく解説していきます。
不安を解消しながら、自分に合った施術かどうかを判断するためのヒントとしてお役立てください。
目次
脂肪吸引の仕組みとリバウンドしにくい理由

太りやすさには個人差がありますが、関わっているのは主に脂肪細胞の「数」と「大きさ」です。
実はこの脂肪細胞、思春期までにぐっと増えその後は基本的に数が変わりません。そして、一度増えてしまった脂肪細胞は、大人になっても自然に減ることはほとんどありません。
ダイエットで一時的に痩せても脂肪細胞の数がそのままだと、生活習慣が戻ればまた脂肪が大きくなります。
つまり、幼少期や成長期に太っていた人は、脂肪細胞の数が多いままキープされるため、少し食べ過ぎたり運動不足になっただけでも脂肪が大きくなりやすく、痩せにくい体質になりやすい傾向があります。
これは努力が足りないというより、体の仕組みとしてそうなってしまっている場合が多いです。
脂肪吸引ってどんな施術?

脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる細い器具を使って、皮下脂肪を直接吸い取る医療施術です。
脂肪細胞そのものを取り除けるため、顔・二の腕・太もも・腹部・ふくらはぎなど気になる部分だけをピンポイントでスリムにすることができます。
脂肪吸引なら苦労をせずに、気になる部分だけを狙ってスッキリさせることができますし、吸引する場所や深さを細かく調整できるので、仕上がりも自然で、メリハリのあるラインを目指せます。
脂肪細胞を取ればリバウンドしない?
脂肪吸引は脂肪細胞そのものを取り除ける施術です。
前述の通り、脂肪細胞を物理的に減らすことで、同じ部位に脂肪がつきにくくなる仕組みになっています。
この特性からリバウンドしにくい施術といわれる理由がわかります。
ただし、ほかの部位に脂肪がつく可能性はあるため、術後も食事や運動を意識して良い状態をキープすることが大切です。
どんな人に向いている?
BMIが極端に高くなく、皮膚にある程度のハリがある方は、術後の変化を実感しやすい傾向があります。
また、運動や食事制限では落ちにくい脂肪に悩んでいる方や、明確な目的がある方も向いているでしょう。
脂肪吸引はあくまでボディラインを整えるための選択肢ですので、自分の体の状態や希望に応じて医師とよく相談しながら適切な方法を選んでみてください。
施術後の変化と効果の出方
脂肪吸引の効果は施術直後にすぐ出るわけではなく、腫れやむくみが落ち着くまでに時間がかかります。
2〜3週間ほどで徐々にラインが引き締まり、3ヶ月月〜6ヶ月ほどで仕上がります。
見た目の変化はゆっくり進みますが、一度落ち着いたラインは比較的安定しやすく長期的にスリムな印象を保ちやすいです。
仕上がりには個人差があり、体質や脂肪のつき方、回復のスピードによって感じ方が異なることもあります。
Purelys TOKYO CLINICで行う脂肪吸引

当院で行っている脂肪吸引をご紹介します。
Purelys TOKYO CLINICではラインのなめらかさや全体のバランスにもこだわり、一人ひとりの理想に合わせた丁寧なデザインと吸引を行っています。
気になる部位ごとの特性に合わせたアプローチで、自然な仕上がりを目指しましょう。
太もも脂肪吸引
内もも・外もも・前もも・後ろももと、脂肪のつき方に個人差が出やすいパーツです。
歩きやすさやシルエットの変化にも配慮しながら、バランス良く仕上げていきます。特に「太ももの張り出しが気になる」「すき間をつくりたい」といった方におすすめです。

二の腕脂肪吸引
腕は脂肪が目立ちやすいわりに、ダイエットでは落としにくい部分です。
当院では、腕の裏側や肩まわりまで含めて、後ろ姿まで美しく見えるよう設計します。タンクトップやノースリーブを韓国アイドルのようにスッキリ着こなしたい方に人気の施術です。

お腹・ウエスト・腰脂肪吸引
お腹まわりは脂肪がつきやすく、体型の印象にも直結するエリアです。
下腹部・脇腹・腰、お尻などを立体的に整えることで、くびれのあるシルエットを目指します。姿勢や動作のしやすさも意識しながら、自然な仕上がりへ導きます。

小顔脂肪吸引
フェイスラインやあご下のもたつきが気になる方に向けた施術です。
頬やあご下にアプローチすることで、輪郭が引き締まり、全体の印象もスッキリ。顔の脂肪は繊細な部位なので、吸引量やラインの整え方も丁寧に調整しています。

Purelys TOKYO CLINICが使用する機械

Purelys TOKYO CLINICでは、脂肪を柔らかくする超音波機器「エルサ(LSSA)」や、肌の引き締めに使う「イグナイトRF」などを導入しています。
美しく整ったラインを目指すための機器や技術の工夫をご紹介します。
エルサ(LSSA)で脂肪を柔らかくする


エルサ(LSSA)は、超音波の力で脂肪を柔らかくすることで、吸引をスムーズかつ安全に行えるようサポートする医療機器です。
脂肪の硬さや部位に合わせて、直径0.9mm〜3.7mmのカニューレ(吸引管)を使い分けることで、皮膚への負担をできるだけ抑えムラのないなめらかな仕上がりを目指しています。
たとえば、二重あごや膝まわりなど細かな部位には『極細タイプ』、腹部や太もものような広い範囲には『太めタイプ』のカニューレを使用します。
さらに当院では、吸引の精度を高めるために特注のカニューレを採用しています。
凹凸や取り残しがないように、部位や深さによって厚みや硬さが異なる脂肪層を特注のカニューレを使い表層から深層まで脂肪をバランス良く吸引します。
ムラを防ぎ皮膚表面をなめらかに仕上げるには、角度や深さを細かくコントロールできる専用器具が欠かせません。
クォンタムRFで皮膚を引き締める
クォンタムは、細い器具の先から出る高周波の熱エネルギーで、肌の内側に働きかける治療機器です。
国内で2台目の導入となる最新機器を採用しています。
たるみの原因のひとつである皮膚を支える繊維状の組織に熱を加え、ギュッと引き締めていきます。さらに周囲の脂肪にも熱が伝わることで、少しずつ脂肪の量を減らす効果も期待できます。
皮膚を切らずに、スッキリとしたフェイスラインやボディラインを目指せるのが特長です。
吸引だけでは補いきれない肌のハリや引き締まりをサポートすることで、全体の仕上がりがよりなめらかで自然になります。脂肪を取るだけでなく、形を整えるという工程においても、大切な役割を担っています。
機器を組み合わせる理由とメリット
「エルサとクォンタムは、併用すると何がいいんですか?」という質問をよくいただきます。
エルサは脂肪を柔らかくしてから吸引できるので、力を入れ過ぎずにムラなく脂肪を取ることができ、仕上がりもなめらかになります。
クォンタムは、吸引後の皮膚を内側から引き締めてくれる機器で、皮膚が余りやすい二の腕やお腹まわりなどでは、見た目の引き締まり感がしっかり出やすくなります。輪郭にも効果的でスッキリ整えることができます。
部位や脂肪の状態に応じて、それぞれの機器を組み合わせることで、見た目もきれいで自然なラインを目指せますし、回復もスムーズになりやすいです。
立体感のあるラインを丁寧につくる手法

脂肪吸引の仕上がりをより自然でなめらかにするために、当院では「クリスクロス法」という手法を取り入れています。
1方向だけでなく、複数の角度から脂肪を吸引することで、立体感のあるラインを丁寧につくっていく方法です。脂肪の層を平らなものではなく“球体”としてとらえ、浅い層と深い層のバランスを見ながら、ムラなく吸引していきます。
さらに、部位の厚みや硬さに合わせて特注のカニューレを使い分けることで、凹凸のリスクも抑えられます。
こうした細かな吸引の工夫を重ねることで、自然なラインに仕上げるのはもちろん、「できるだけしっかり落としたい」「もっとシャープに仕上げたい」といったご希望にも対応しやすくなります。
実際にこれまでの経験でも、いわゆるカリカリを目指す方のご相談を受けることも多く、そうしたご要望にも合わせた設計や吸引の調整を行っています。
VASER(ベイザー)とLSSA(エルサ)の違い

「ベイザーとエルサって、何が違うんですか?」と多くの方が気になっていると思います。
正直なところ、「似ている」といっても間違いではありません。
どちらも超音波の力で脂肪を柔らかくする技術で脂肪吸引の効率や仕上がりを高めるために使われます。
ただ、出力の仕方や熱の伝わり方に違いがあります。
ベイザーは高出力でパワフルな分、広範囲の脂肪除去に特化しています。
エルサは波長や出力をきめ細かく調整できるのが特長で、皮膚や血管などへの熱ダメージをできるだけ抑えながら、安全性と仕上がりの両立を目指せます。
極細カニューレとの組み合わせにより、なめらかで自然なボディラインを目指せるという点で、私たちの施術方針にマッチしていると考えています。
Purelys TOKYO CLINICの安全管理とサポート
当院では、手術室の衛生管理を徹底するとともに、麻酔管理や術中のモニタリング体制を整え、安心して施術を受けていただける環境づくりを行っています。
また、吸引の精度と仕上がりのなめらかさを高めるため、医師の技術研鑽や使用機器の選定にもこだわっています。術後は、内服薬のご案内や圧迫ケアのサポートを通じて、経過に合わせた丁寧なフォロー体制を整えています。
これまで他院で施術を受けた方からのご相談も多く、豊富な経験を活かした対応を行っています。
脂肪吸引の流れ

ここでは、初回の相談から施術、アフターケアまでの流れをご紹介します。
カウンセリングから施術までの流れ
まずカウンセリングでは、以下の内容を丁寧に確認します。
- 理想の仕上がりのイメージ
- 現在の体調や既往歴
- 過去の手術歴や希望部位
骨格や脂肪のつき方は一人ひとり異なるため、Purelys TOKYO CLINICではそれぞれに合わせたデザインをご提案しています。
脂肪をただ減らすのではなく、全体のバランスや自然なラインを意識し立体的な仕上がりになるよう設計します。
施術当日は、状態や部位に応じたカニューレの使い分けや、麻酔の組み合わせなどにより体への負担を抑えながら丁寧に吸引を行います。
施術後は圧迫ケアや経過チェックを行い、ダウンタイム中の不安や疑問にもスタッフが寄り添って対応します。
ダウンタイムの過ごし方
脂肪吸引の後は、腫れや内出血などが一時的に出ることがあります。
術後は安静を心がけ、体に負担をかけない過ごし方をすることで、仕上がりの馴染みや回復の早さにもつながります。
以下の点に注意して過ごしましょう。
腫れや痛みのピークは2〜3日程度 |
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1週間ほどで落ち着いてくる場合が多いです。 |
圧迫着は3週間ほど着用 |
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腫れの軽減や皮膚の引き締めをサポートします。 |
入浴や軽い運動の再開時期は医師と相談 |
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体調に合わせて無理のないタイミングを選びましょう。 |
以下の行動は一時的に控えるのがおすすめ |
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・長時間同じ姿勢で過ごすこと ・タバコや飲酒 ・患部への強い刺激 ・サウナ・運動 |
飲酒や喫煙は内出血や炎症を長引かせる原因になることがあります。
日常生活への復帰時期についても、事前に医師と相談しておくと安心です。
脂肪吸引のリスクと後遺症

脂肪吸引は医療行為である以上、まれにリスクや合併症を伴う可能性があります。施術直後に一時的な症状が出ることもあれば、まれに後遺症として長く残る変化が見られる場合もあります。
一時的に現れるリスク・副作用と当院の対策
リスク・副作用 | 発生頻度・経過 | 当院の対策・サポート |
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内出血・腫れ | 数日〜3週間で軽快 | 内服薬・圧迫ケアで軽減 |
感染 | ごく稀(0.1%未満) | 非常に稀だが、術後のケアや衛生管理が重要 |
血腫 | 稀(早期対処で治癒) | 超音波検査・早期ドレナージ対応 |
凹凸や左右差 | 自然に馴染むケースもあるが、明確な左右差を調整するには再施術が必要なことも | 一部に凹凸が残るケースもあり、再調整を要する場合がある |
後遺症として残る可能性のある変化
以下のような症状が、ごく稀に長期的に残る(後遺症となる)場合があります。
- 皮膚のたるみ
脂肪の除去量が多すぎた場合、皮膚が余ってたるみが生じることがあります。 - 凹凸や左右差
吸引量の偏りなどにより、見た目の不均衡が残ることがあります。
自然に馴染むケースもありますが、必要に応じて再調整のご相談も可能です。 - 感覚の鈍さ
施術部位の皮膚表面に、一時的に感覚の低下が生じることがあります。
多くは数週間〜数ヶ月で回復しますが、まれに長期化するケースもあります。
他院で脂肪吸引を受けた後に、凹凸・左右差・たるみなどが気になるというご相談も一定数寄せられています。
Purelys TOKYO CLINICでは、そうしたケースにも対応できる体制を整えており、経験豊富な医師が診察のうえ、状態に応じた修正プランをご提案します。
よくある質問
脂肪吸引を検討するうえで、「年齢制限はある?」「運動はいつからできる?」「リバウンドはしない?」といった疑問を抱く方も多くいらっしゃいます。
施術前によく寄せられる質問とその回答を、わかりやすくまとめました。気になる点を解消する参考にご覧ください。
脂肪吸引は何歳まで受けられますか?
脂肪吸引に法的な年齢の上限はありませんが、当院ではおおよそ65歳くらいまでを目安としています。基本的には18歳以上で、体調が安定していれば施術を検討することが可能です。
ただし、年齢が上がるにつれて皮膚のハリや回復力に個人差が出やすくなるため、事前に身体の状態をしっかり確認します。
当院では持病や服薬の有無、生活状況なども含めて丁寧に診察を行い、安全に施術を進められるかを判断したうえでご案内しています。
術後いつから運動できますか?
術後すぐは安静が必要ですが、軽い散歩やストレッチなどの運動は1週間ほど経過してから再開できることが多いです。
筋トレやランニングといった負荷の高い運動は、腫れや内出血が落ち着いてくる2〜3週間以降が目安です。吸引した部位によって回復のスピードに差があるため無理をせず、様子を見ながら少しずつ戻していくのが理想です。
ダイエットで痩せるのと何が違う?
ダイエットは、食事制限や運動によって脂肪細胞を小さくしていく方法です。
ただし、脂肪細胞の“数”そのものは減らないため、生活習慣が元に戻るとリバウンドしやすくなることもあります。
脂肪吸引は脂肪細胞を直接取り除く施術です。
細胞の数が減ることで、太りにくくなり効果も長く保ちやすくなります。
体重そのものを減らすことよりも、気になるパーツのラインを整えたい方に向いています。
脂肪吸引後に太ったらどうなる?
脂肪吸引で脂肪細胞を取り除いた部位は、基本的に太りにくくなります。
ただし生活習慣が乱れると、吸引していない部位に脂肪がつきやすくなったり、残っている脂肪細胞が大きくなってしまうこともあります。
そうなると、体型のバランスが崩れたり見た目に変化が出る可能性もあるので施術後も食事や運動を意識した生活を続けることが大事です。
他院修正はお願いできる?
他院で受けた脂肪吸引の修正は、状態によって「できる場合」と「難しい場合」があります。
たとえば、凹凸が目立つ場合は脂肪吸引+脂肪注入で対応可能ですし、左右差が気になる、思ったより脂肪が取れていないといったお悩みには、再度吸引可能です。状態をしっかり診察したうえで、対応の可否を判断しています。
皮膚に強いダメージが残っている場合や、吸引範囲に限界があるケースでは再施術が難しいこともあります。
過去の施術歴や回復の様子を丁寧に確認しながら、無理のない範囲で改善を目指します。納得のいく仕上がりに近づけるよう、慎重にご提案しています。
まとめ

脂肪吸引は、脂肪細胞そのものを取り除くことで、気になる部分をピンポイントで整える医療施術です。部分痩せに向いており、ダイエットでは得にくいスッキリ感を実感しやすいのが特長です。
さらに、脂肪細胞を直接除去するためリバウンドしにくい点も大きなメリットといえます。
一方で、腫れや内出血といった一時的な反応が出ることや、仕上がりに個人差があることも知っておきたいポイントです。こうした特徴を理解したうえで、信頼できるクリニックを選びましょう。
満足のいく結果を目指すためには、自分の体に合った施術法を医師と一緒に見つけることが大切です。気になることがあれば、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。Purelys TOKYO CLINICでは、一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、適した施術をご提案しています。
・未承認機器・医薬品等 この治療で使用されるクォンタムは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認機器です。 ・入手経路等 イスラエルのインモード社より個人輸入しております。 ・国内の承認医薬品等の有無 国内においては承認されている医薬品はありません。 ・諸外国における安全性等に係る情報 米国FDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されております。 ・リスク 内出血、腫れ、紅斑、火傷、感染症、左右差などです。 |
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2014年3月
川崎医科大学卒業
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2014年4月
東京都立広尾病院
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2016年4月
日本大学医学部付属板橋病院勤務
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2020年3月
湘南美容クリニック入職
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2022年4月
湘南美容クリニック京都院院長就任
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2024年11月
湘南美容クリニック町田院院長就任
-
2025年8月
Purelys TOKYO CLINIC開院
- アメリカ心臓協会 BLSプロバイダー
- アメリカ心臓協会 PALSプロバイダー
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本抗加齢医学会正会員
- ベイザーハンズオンセミナー受講
- VASER(ベイザー)脂肪吸引 認定医
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