【二の腕の脂肪吸引】2週間のダウンタイムレポ|27歳・BMI19.4でも「振袖」が消える理由と論文が示す全周吸引の効果#0069



| 診療科目 | 機械 / ボディ脂肪吸引 |
|---|---|
| 施術名 | 二の腕脂肪吸引 / クォンタムRF(quantumRF) / エルサ(LSSA) |
| 料金 |
二の腕脂肪吸引:¥198,000〜¥990,000 クォンタムRF(quantumRF):クォンタムRF 1部位 ¥165,000 かけ放題 ¥253,000 エルサ(LSSA):エルサかけ放題 ¥165,000 |
| ダウンタイム | ダウンタイム2週間-3ヶ月 |
| リスク/副作用 | 術後には浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、傷感染等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
二の腕の「全周吸引」とダウンタイム
「二の腕を細くしたいけれど、振袖部分だけ吸えばいいの?」「ダウンタイムが心配」 実は、二の腕を美しく細くするためには、振袖(後ろ側)だけでなく、外側や肩周りも含めた「全周」からのアプローチが不可欠です。 当院のエルサ脂肪吸引は、超音波で脂肪を柔らかくしてから吸引するため、全周を行ってもダウンタイム(痛みや内出血)を最小限に抑えつつ、皮膚をしっかりと引き締めることができます。
▷二の腕脂肪吸引の詳しい経過やダウンタイムについてはこちらをご覧ください
症例紹介
今回は、BMI 19.4という非常に華奢な体型でありながら、二の腕の張り出しと肩周りの厚みに悩まれていた27歳の患者様の症例をご紹介します。
プロフィール: 年齢 27歳、身長 153cm、体重 45.6kg、BMI 19.4、吸引量(脂肪のみ):500cc
施術部位: 二の腕全周・肩・肩甲骨上下・脇肉・副乳
使用機器: エルサ(LSSA)
麻酔方法: 静脈鎮静+局所麻酔併用
ダウンタイム: 腫れ約7日、内出血約14日程度
撮影時期: 術後3ヶ月
お悩み: 体重45kg台とスリムですが、二の腕を体に付けた時に横に張り出すお肉や、肩のラインが丸く見えることを気にされていました。 「華奢な直角肩になりたい」「どんな服でも着こなせるスッキリした腕になりたい」というご希望に対し、二の腕だけでなく、肩・脇・副乳まで含めた広範囲のエルサ脂肪吸引を行いました。
術後1日目
術後72時間目まで圧迫固定が必要です。
3日間はシャワーにはいることができません。
術直後からしっかりと腕が上がっています。


術後2日目
麻酔が切れるので徐々に痛みが出てきます。
予防的にロキソニンを内服するのがよいです。


術後3日目
72時間経過すると圧迫を外すことができます。


術後5日目
圧迫を外すとそれまで押さえ込まれていた力がなくなるので一時的にむくみが増えます。
腫れと内出血のピークは3-5日目になります。


術後6日目
内出血は徐々に重力に従い落ちてきます。


術後8日目
7日を超えると抜糸できます。
肘周りに少し水が溜まっています。


術後10日目
内出血はかなり薄くなりました。
この時期になると肘周りから徐々に拘縮が出始めます。


術後12日目
右肘の水の貯留が目立ちます。
むくみを早く改善させる方法としては塩分制限や五苓散という漢方の内服がおすすめです。


術後14日目
2週間経過すると術前と同じくらいの腫れ感になります。


術後90日目
術前は二の腕の外側が丸く張り出し、肩のラインも少し丸みを帯びていましたが、術後はその張り出しが完全に消失し、肩から肘にかけてストンと落ちる「直角ライン」が完成しています。 横から見た時の「振袖」部分もすっきりと引き締まり、腕の太さが一回り以上細くなりました。全周吸引を行ったことで、360度どこから見ても華奢で美しいシルエットになっています。


科学的エビデンス:「全周(3D)吸引」の重要性
「後ろ側だけ吸えば細くなる」と思われがちですが、医学的には「全周」へのアプローチが推奨されています。 その根拠となる論文をご紹介します。
引用論文: Hong YG, et al. Three-dimensional circumferential liposuction of the overweight or obese upper arm. Aesthetic Plast Surg. 2012 Jun;36(3):497-503. PMID: 22311003
この論文では、二の腕の脂肪吸引において、従来の後ろ側のみの吸引と、全周(3D)アプローチによる吸引の効果を比較・検証しています。 重要なポイントは以下のとおりです。
1. 「全周吸引」が最大の細さを生む
研究によると、上腕の後ろ側(振袖部分)だけでなく、前側や外側を含めた「全周(Circumferential)」から脂肪を吸引することで、より自然的でほっそりとした輪郭が得られると結論付けられています。後ろ側だけでは取りきれない「外への張り出し」を解消するには、全周からのアプローチが必須です。
2. 皮膚のたるみを防ぐ
全周から均一に脂肪を取り除くことで、皮膚が均等に収縮(redraping)し、術後のたるみやシワのリスクを減らせることが報告されています。特に、当院のような「3D(立体的)吸引」を行うことで、皮膚のフィット感が向上します。
3. バランスの取れた美しいライン
論文では、全周吸引を行うことで、二の腕の下端(inferior brachial border)が直線的に整い、全体的なプロポーションが劇的に改善することが示されています。
Purelys TOKYO CLINICの工夫
当院では、二の腕の全周吸引の効果を最大化し、美しいラインを作るために以下の工夫を行っています。
- 肩・脇・副乳まで含めたトータルデザイン
二の腕だけを細くしても、肩や脇にお肉が残っていると「華奢」には見えません。当院では、肩の張り出しやブラジャーに乗る脇肉、副乳までを一つのユニットとして捉え、繋ぎ目のない滑らかなラインを作ります。 - 「クォンタムRF」による強力引き締め
脂肪吸引と同時に、高周波(RF)機器「クォンタムRF」をかけ放題で照射します。これにより、脂肪がなくなった後の皮膚を強力に引き締め、振袖部分のたるみを予防します。細身の方でも皮膚が余ることなく、ピタッと張り付くような仕上がりを実現します。 - 極細カニューレによる繊細な吸引
二の腕は皮膚が薄く、凸凹になりやすい部位です。当院ではエルサ専用の極細カニューレを使用し、浅い層から深い層まで丁寧に吸引することで、術後の表面を滑らかに保ちます。
まとめ
- 二の腕を本当に細くするには、後ろ側だけでなく「全周(3D)」からの吸引が必要であると論文でも推奨されている
- 全周吸引は皮膚の収縮を促し、たるみを防ぎながら最大限のサイズダウンを可能にする
- Purelys TOKYO CLINICでは、肩や脇肉を含めた広範囲のデザインと、クォンタムRFの引き締めにより、BMI 19台の方でも劇的な変化を提供する
「華奢な二の腕になりたい」「ダウンタイムが不安」という方は、ぜひ一度ご相談ください。科学的根拠に基づいた全周吸引で、理想のラインを実現します。
参考文献
1)Hong YG, Sim HB, Lee MY, Seo SW, Chang CH, Yeo KK, Kim JK. Three-dimensional circumferential liposuction of the overweight or obese upper arm. Aesthetic Plast Surg. 2012 Jun;36(3):497-503. doi:10.1007/s00266-011-9856-z.









