バッカルファット除去は本当に危険?こける?#0048


| 診療科目 | 機械 / 小顔治療 |
|---|---|
| 施術名 | 顔の脂肪吸引 / バッカルファット除去 / エルサ(LSSA) |
| 料金 |
顔の脂肪吸引:¥165,000〜341,000 バッカルファット除去:¥209,000〜275,000 エルサ(LSSA):エルサかけ放題 ¥165,000 |
| ダウンタイム | ダウンタイム2週間-3ヶ月 |
| リスク/副作用 | 術後には浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、傷感染等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
バッカルファット除去 × 顔の脂肪吸引とは
バッカルファットは頬の深部にある脂肪塊で、人によって発達量も位置も大きく異なります。
下膨れや丸顔、笑ったときの横広がりの原因になるため、美容目的で除去されることも増えています。
しかし「バッカルファットを取るとこける」「将来老ける」という情報も多く、不安になる方も少なくありません。
結論から言うと──
バッカルファット除去は“適応を守れば安全”で、過度なこけのリスクは低い と医学論文でも示されています。
本症例は 10代後半女性 に対して、バッカルファット除去・頬・顎下・ジョールファットのエルサ(LSSA)脂肪吸引・PCL糸リフトを組み合わせ、過度なボリュームダウンを避けつつ自然な小顔ラインを形成した症例です。
症例紹介
プロフィール:年齢 10代後半
施術部位:頬・顎下・ジョールファットの脂肪吸引、バッカルファット除去、PCL糸リフト10本
使用機器:エルサ(LSSA)
麻酔方法:静脈鎮静+局所麻酔併用
ダウンタイム:腫れ約7日、内出血約14日程度
撮影時期:術後3ヶ月
お悩み:頬下の丸さ・下膨れ・フェイスラインのもたつきがあり来院されました。
※エルサについての詳しい記事はこちらから
ダウンタイム経過
術後1日目
顔の脂肪吸引をしたあと72時間までは圧迫のフェイスバンドをつけます。


術後2日目
2日目になるとすこしずつ内出血が出てきます。
麻酔も切れて徐々に痛みが出てきます。


術後3日目
内出血が重力で落ちてきているのがわかります。
バッカルファット除去を脂肪吸引と併用してもダウンタイムは脂肪吸引単独の時と変わりません。


術後4日目
72時間経過すると圧迫を外せます。
圧迫を外すと今までおさえつけられていたものがなくなるので内出血と腫れが一時的に増えます。


術後5日目
濃い黄色から徐々に薄くなってきます。


術後7日目
7日目に抜糸しました。
少しずつ顎下から拘縮が始まります。


術後8日目
顎下の内出血もかなり薄くなってきました。


術後10日目
この方は内出血の引きが早い方です。
横から見た時にエラ下は拘縮が進んできており固くなっています。


術後12日目
口の横のジョールファット部分にも拘縮が出始めています。


術後13日目
2週間経つと術前と同じくらいの腫れ感になります。
拘縮は徐々に増えてきて3-4週間目がピークになることが多いです。


術後90日目
術前は口横のプックラ感が真顔でもありましたがバッカルファットをとることですっきりとした逆三角形型のフェイスラインになりました。
横からみても顎下のお肉がなくなりまっすぐなフェイスラインになっています。


論文紹介
この論文はバッカルファットの除去量を画像診断で判別した論文です。
結論
この論文は、バッカルファットの平均除去量・適応・こけリスク・安全性を評価した重要な研究です。
超音波画像診断によると、頬脂肪体の術前の平均容積は 11.67 ± 1.44 mL、術後の平均容積は 8.58 ± 1.07 mL でした。
切除された組織の平均容積は 2.74 ± 0.69 mL でした。
術後の頬脂肪体の容積値は、文献で報告されている同年齢層の平均と相関していました。
論文の重要ポイント
① 平均除去量:2.7mL(片側)程度が標準で安全域
- 多くの症例で 2–4mL の範囲に収まる
- この範囲なら術後の“こけ”のリスクは極めて低い
② 過剰切除は老け見えにつながるが、適量なら安全性は高い
- 過度な摘出がリスクであって、「バッカルファット除去そのものが危険」ではない
- MRIを用いた体積評価でも、過剰摘出のみが問題だと示されている
③ 若い人でも適応が合えば自然な輪郭改善が得られる
- 特に“下膨れ型”は適応が良く、満足度が高い
- 若年層の脂肪量は十分あるため、標準量の摘出ではこけにくい
④ 合併症率は低く安全性が高い
- 主要合併症(感染・血腫・神経損傷)は稀
- 適切な層(深部)での摘出が安全性の鍵
Purelys TOKYO CLINICでの工夫
● 適応を最重要視(論文に基づくデザイン)
下膨れ・頬下の厚み・丸顔タイプに絞り、適応外では勧めない方針。
● 標準量(2〜4mL)の安全域を厳守
症例ごとに脂肪量を触診と術中確認で判断し、過剰切除は絶対に行わない。
● 浅層(頬・ジョール)と深層(バッカル)の「役割の違い」を精密に扱う
脂肪吸引とバッカルの“取りすぎ問題”を避け、立体的な輪郭を維持。
● エルサ(LSSA)で凹凸を防ぎながら均一吸引
ベイザーの最新機種で、フェイスラインの繊細な彫刻に向いている。
● 糸リフト(PCL)で下方向の“影”を引き上げる
脂肪だけでは出せない縦のリフトアップを補強して自然なシャープさを形成。
まとめ
- バッカルファット除去は 適応を守れば安全で、こけるリスクは非常に低い
- 標準除去量は 約2.8mL(2〜4mL)
- 浅層脂肪吸引・糸リフトの併用で、輪郭の立体感がさらに向上
- 今回の症例のように、若年層でも下膨れタイプは大きく変化が出る
- 重要なのは “適応がある人に適切な量をとるか?”









