顔の脂肪吸引でたるむ原因と予防策を徹底解説

顔の脂肪吸引後にたるみが出るのか、不安を感じていませんか。
術後3週〜3ヶ月頃は、拘縮と呼ばれる組織の引き締まり現象によって皮膚に凹凸やつっぱりが出やすく、たるみや失敗と見分けがつきにくい状態が続きます。
そのため、実際にはたるんでいないにもかかわらず、たるんだと誤認してしまうケースも少なくありません。
この記事では、たるみが起きる3つの原因、時期別のセルフチェック法、予防策、たるんだ後の修正方法までをわかりやすく解説します。
目次
顔の脂肪吸引でたるんでしまう主な原因とは?

顔の脂肪吸引でたるんだと感じる原因は、大きく3つに整理できます。
- 脂肪を抜きすぎたことによる皮膚の余り
- 加齢による肌のハリの低下
- もともとの皮膚の弾力不足
自分のたるみがどのタイプに当てはまるかを見極めることで、次に取るべき行動も判断しやすくなります。
①過度な脂肪吸引による皮膚の余り
顔の脂肪を取りすぎると、伸びた皮膚が新しい輪郭に収まりきらず、たるみとして残ります。皮下脂肪には、皮膚を内側から押し上げて形を保つ役割があるためです。
必要以上に減らすと、風船から空気を抜いたような状態になります。特に頬や顎下で限界まで吸引すると、頬こけや不自然な凹凸を引き起こすリスクが高まります。量を重視した吸引設計は、後悔のもっとも大きな原因と言えます。執刀医の経験値が結果に直結する部分です。
②加齢によるコラーゲンの減少
加齢によって肌のハリを支えるコラーゲンが減ると、脂肪吸引後の皮膚が縮みきらず、たるみとして残りやすくなります。コラーゲンは40代までに最大30%、50代では約半分が失われると報告されています。
※参考:Nira Skin: How to Rebuild Collagen Naturally in 40s & 50s.
土台が弱った皮膚は、脂肪を抜いた後に元の形へ戻る力が落ちるため、年齢が上がるほど予防策の重要性が増します。
年齢による減少は誰にでも起きる生理的な変化であり、本人の努力不足ではない点をまず受け止めてください。
③術前から皮膚の弾力が低い体質
もともと皮膚の弾力が弱い体質の方は、年齢に関係なく脂肪吸引後にたるみが出やすい傾向があります。
皮膚を引っ張った時の戻り方が遅い、頬や顎下を触ると薄く感じる、といった特徴がある場合は、収縮する力が弱い可能性があります。
過去の妊娠出産や急なダイエットで皮膚が伸びた経験がある方も同様です。こうした体質は鏡を見るだけでは判断しづらいため、術前のカウンセリングで医師に診察してもらうことが欠かせません。
拘縮(こうしゅく)と本当のたるみの見分け方

術後1〜3ヶ月で気になるたるみや凹凸の多くは、拘縮と呼ばれる一時的な変化です。
脂肪を吸引した部位で組織が縮みながら治っていく自然な反応で、術後3〜4週頃にピークを迎えます。拘縮の時期は皮膚が硬くつっぱって引き締まって見えるため、本当のたるみが出ているかどうかは術後6ヶ月以降を目安に判断します。
たるみと混同しやすい拘縮の正体
拘縮とは、脂肪吸引後の組織が治る途中で起きる正常な変化で、本当のたるみとは別ものです。
脂肪が抜けた部分を体が修復する過程で皮下の組織がいったん硬くなり、皮膚がつっぱって引き締まって見えるため、この時期はむしろたるみが目立ちにくくなります。
特に40代以上の方では、拘縮が残る術後1ヶ月頃のほうが、拘縮が落ち着いた半年後よりもたるみが目立ちにくい傾向があります。術後早期に引き締まって見えても、それが最終的な仕上がりとは限りません。本当のたるみを判定できるのは、組織が落ち着く術後6ヶ月以降が目安です。
拘縮の時期は凹凸やつっぱりも出やすく、この段階で焦って修正手術を受けると、かえって不自然な仕上がりにつながる可能性があります。早期の見た目で判断せず、6ヶ月以降の状態を医師と確認する姿勢が大切です。
術後3〜4週がピークになる仕組み
拘縮は術後3〜4週でピークを迎え、その後はゆるやかに落ち着いていきます。脂肪を取り除いた部分を体が修復する際、まず硬めのコラーゲンで素早く埋め、その後やわらかい質のコラーゲンへ少しずつ置き換えていく流れがあるためです。埋める段階で組織が縮むため、ピーク時には硬さや引きつれが最も強く感じられます。
知恵袋やブログで「3週間目から急に老けた」という声が見られるのも、この生理的なピーク時期と重なっているからです。ただし、硬さや引きつれは拘縮による一時的な状態で、コラーゲンがやわらかく置き換わるにつれて落ち着いていきます。ピーク時の見た目だけで判断を急がないことが大切です。
失敗と判定できるのは術後6ヶ月以降
脂肪吸引の最終的な仕上がりが見えるのは術後6ヶ月以降で、失敗かどうかを判断できるのもこの時期からです。術後3〜6ヶ月の間に硬さや凹凸はやわらいでいき、皮膚も少しずつなじんできます。それより前の段階は拘縮の影響が残っているため、たるみや失敗の判断には早すぎます。
術後6ヶ月以降でも皮膚が明らかにつまめるほど余っていたり、左右差や深い頬こけが残っていたりする場合は、本当のたるみとして対処を検討する段階に入ります。途中で焦って判断するより、6ヶ月の節目で術前後の写真を見比べるほうが冷静に判断できます。気になる点があれば、自己判断せず医師に相談すると安心です。
術後の時期別のセルフチェック法

術後の状態が正常な経過なのか、受診が必要なサインなのかは、術後の時期によって判断の基準が異なります。
ダウンタイム中に起きる変化は時期ごとに性質が決まっており、症状の出方もある程度予測できます。
各時期で起きる変化と、注意すべきサインの目安は次の通りです。
| 術後の時期 | 主な変化 | 判定の目安 |
| 術後〜1週間 | 強い腫れと内出血 | 判断不可・正常な経過 |
| 術後1〜3週間 | 腫れが引き輪郭が見え始める | 判定にはまだ早い時期 |
| 術後3週〜3ヶ月 | 拘縮による硬さと凹凸 | 不安が強くなる時期 |
| 術後3〜6ヶ月 | 組織がやわらかく変化 | 輪郭が見えてくる時期 |
| 術後6ヶ月以降 | 仕上がりが確定 | たるみを判定できる時期 |
術後〜1週間の急性炎症期
術後1週間は腫れと内出血が最も強く出る急性炎症期です。顔全体がむくみ、術前より大きく見えることもあるため、この時期にたるみを判断するのは時期尚早です。
内出血が顎や首まで広がるケースもありますが、多くは2週間ほどで自然に薄くなります。ただし、拍動を伴う激しい痛みや明らかな左右差を伴う腫れがある場合は、血腫(けっしゅ)の可能性があるため、早めに執刀医へ連絡してください。
この時期の最優先事項は、指示された時間どおりに圧迫固定を継続することです。
術後1〜3週間の増殖期
腫れが引き始め、輪郭がうっすら見えてくる増殖期に入ります。内出血は黄色く変化しながら顎や首に残ることが多く、触ると一部が硬く感じられるのも正常な経過です。
注意すべきサインは、局所に浮腫(ふしゅ)のような水っぽい膨らみを感じる場合です。漿液腫(しょうえきしゅ)と呼ばれる体液貯留の可能性があるため、クリニックに相談することをおすすめします。
マッサージや強い刺激は避け、夜間の圧迫固定を継続してください。
術後3週〜3ヶ月の拘縮期
「失敗かもしれない」と最も不安を感じやすいのが、この拘縮期です。術後創傷治癒の過程で線維化が進み、皮膚の凹凸や引きつれ、笑ったときのこわばりが現れます。
これは脂肪を吸引した部位が修復される過程で起きる正常な反応です。この時期に修正手術を急ぐと、組織への二重の侵襲となり回復がさらに長引くリスクがあります。執刀医の定期的な経過観察を受けながら、じっくり待つことが重要です。
術後3〜6ヶ月のリモデリング期
組織リモデリングが進み、コラーゲンの再構築によって皮膚が新しいフェイスラインに馴染んでいく時期です。拘縮期に感じていた硬さや引きつれは徐々にやわらぎ、表情も動かしやすくなります。
■術後90日目の症例写真(40代前半女性)

| 診療科目 | 機械 / 小顔治療 |
| 施術名 | バッカルファット・メーラーファット除去/クォンタム・エンブレイスかけ放題 |
| 説明 | 超音波や高周波の熱を用いて皮下脂肪を柔らかくし、カニューレと呼ばれる2〜4ミリ程度の細い管を用いて、脂肪細胞を直接吸引する施術です。脂肪吸引の価格目安は:1,508,900円 |
| リスク/副作用 | 熱感・痒み・むくみ・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・効果に満足できない・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。 |
※料金、リスク/副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
この時期に皮膚の余りや頬こけ、左右差が気になる場合も、まだ変化の途中です。経過観察で医師に伝え、術後6ヶ月の時点で改めて判断しましょう。
術後6ヶ月以降
術後6ヶ月以降は最終的な仕上がりが確定し、たるみの有無を冷静に判断できる時期です。輪郭が安定し、触った時の硬さもほとんど感じなくなります。ここまで来て満足できる仕上がりであれば、その状態が長期的なベースラインになります。
一方、たるみが明らかに残った場合でも、ハイフや糸リフト、皮膚切除など状況に応じた選択肢が用意されています。「もう手遅れ」と諦める必要はありません。執刀医や信頼できる専門医に相談することで、次の一手を検討できます。
顔の脂肪吸引でたるみやすい人の特徴

顔の脂肪吸引後にたるみが残りやすい人には、共通する特徴があります。
①40代以上で皮膚弾力が低下している人
40代以上は皮膚を支えるコラーゲンが減り、脂肪吸引後にたるみが残りやすい年代です。
20代と比べて肌のハリを保つ成分が大きく減るため、脂肪を抜いた後に皮膚が縮みきらないケースが増えます。閉経の前後ではホルモンの変化も加わり、皮膚の薄さや乾燥が進みやすくなります。
だからといって40代で脂肪吸引ができないわけではありません。あらかじめたるみリスクを織り込んだ上で、引き締めを目的とした併用治療を組み合わせる設計が現実的な選択肢になります。
②妊娠出産で皮膚が伸びた経験がある人
妊娠出産で皮膚が大きく伸びた経験のある方は、顔の脂肪吸引後もたるみが出やすい傾向があります。
妊娠中に体重が増えた時、お腹だけでなく顔の皮膚も一時的に伸びている方が多く、肌のハリを支える繊維が一度引き伸ばされた状態になっています。
産後に体重が戻っても、伸びた皮膚は完全には元に戻りません。出産歴がある方ほど、術前の診察で皮膚の戻り具合を確認してもらい、引き締めを意識した術式を検討することが安心につながります。
③急激なダイエット歴がある人
過去に短期間で大きく体重を落とした経験のある方も、顔のたるみが残りやすい体質に分類されます。急激なダイエットでは皮下脂肪が短期間で減るため、皮膚が縮む速度が追いつかず、余りやすい状態になるからです。
一度ハリを失った皮膚は完全には元に戻らないことが多く、その状態で脂肪吸引を加えると、さらに余ったように感じやすくなります。ダイエット歴のある方ほど、皮膚を引き締める機器との併用や、吸引量を抑えた設計の重要性が増します。
④日焼けによる光老化が進んでいる人
長年の日焼けによる肌ダメージが蓄積している方は、顔の脂肪吸引後にたるみが顕在化しやすい特徴があります。
紫外線は肌のハリを支える成分にダメージを与え、皮膚を縮める力を低下させるためです。シミやしわが目立つ方、レジャー焼けや屋外スポーツ歴が長い方は、見た目年齢以上に皮膚の弾力が落ちている可能性があります。
脂肪吸引を検討する段階で、日焼け対策と並行して肌の引き締め治療を組み合わせると、術後のたるみリスクを抑えやすくなります。
顔の脂肪吸引のたるみを防ぐ予防策

顔の脂肪吸引のたるみを防ぐ予防策として以下が挙げられます。
- 層別吸引でのデザイン設計する
- 超音波エコーによる事前診断する
- タイトニング機器を同時併用する
- 術後の圧迫固定を徹底する
- たるみリスクを説明する医師選び
層別吸引でのデザイン設計する
たるみ予防の出発点は、脂肪を取りすぎない層別吸引によるデザイン設計です。
顔の皮下脂肪は深さによって性質が異なり、浅い層の脂肪は皮膚を内側から支える役割を持っています。
浅い層まで根こそぎ吸引すると、皮膚と土台が癒着して凹凸や深い頬こけにつながります。層ごとに残す量と取る量を計算した上で、必要なボリュームだけを除去する設計が重要です。執刀医の立体的なデザイン能力に大きく依存する工程と言えます。
超音波エコーによる事前診断する
超音波エコーによる事前診断は、医師の感覚に頼らない客観的な吸引設計を可能にします。
エコーで皮下脂肪の厚みや血管の位置を可視化することで、どの層を残しどの層を取るかをミリ単位で計画できるためです。
手探りに近い吸引と比べて、過剰な吸引や神経の損傷を避けやすくなる点が大きな利点です。
当院でも術前にエコーを併用し、たるみと頬こけの両方を防ぐ設計を行っています。検討段階ではエコー診断の有無を確認すると安心です。
タイトニング機器の同時併用する
脂肪吸引と同時に皮膚を引き締める機器を併用すると、たるみリスクを大きく抑えられます。脂肪を取るだけでは皮膚の余りは解決しないため、引き締めとセットで考えるのが現代的なアプローチです。
皮下に細い管を入れて熱を加えるエンブレイスturboやクォンタムRF、表面から高周波で引き締めるモフィウス8 burstなど、症例に応じた使い分けが可能です。
さらに、サクションリフトを応用した糸リフトの併用や、ピタッと密着した仕上がりを作るテスリフトも、たるみ予防の有力な選択肢となります。
術後の圧迫固定を徹底する
術後の圧迫固定は、皮膚を新しい輪郭に沿って密着させるための重要な工程です。脂肪を取った後の空間に体液がたまるのを防ぎ、皮膚と組織を正しい位置で癒着させる役割があるからです。固定が不十分だと、たるみだけでなく凹凸や血腫のリスクも高まります。
期間や着け方は執刀医の方針によって異なるため、自己判断で短くせず指示通りに続けることが大切です。最初の72時間は特に重要で、外したくなっても粘り強く継続することが結果につながります。
たるみリスクを説明する医師選び
たるみのリスクを正直に説明してくれる医師を選ぶことが、後悔を防ぐ最大の予防策です。「たるみゼロ」と言い切る医師より、年齢や皮膚の状態を踏まえて「あなたの場合はこういうリスクがある」「だからこの治療を併用したい」と論理的に提案してくれる医師の方が信頼できます。
さらに、皮膚の余りに対してサクションリフトを応用した糸リフトの併用や、ピタッと密着した仕上がりを作るテスリフトといった選択肢を提示できる医師は、たるみ予防の引き出しが豊富と判断できます。
たるんだ後に検討する修正・救済の選択肢

術後6ヶ月以上経過してもたるみが残った場合、修正・救済の選択肢は複数あります。たるみの程度ごとに向く治療が異なるため、どの段階に該当するかを医師と相談しながら決めるのが基本です。
| たるみの程度 | 向く治療 | 特徴 |
| 軽度 | ハイフ | 切らずに引き締め |
| 軽度〜中等度 | マイクロニードルRF | 肌質の改善も同時に |
| 中等度 | 糸リフト | 物理的に引き上げ |
| 頬こけがある | 脂肪注入 | 失ったボリュームを補う |
| 重度 | 皮膚切除 | 余った皮膚を取り除く |
①ハイフによる筋膜層の引き締め
軽度のたるみに対して最初に検討しやすい選択肢が、ハイフによる引き締めです。高密度の超音波を皮膚の深い層に集中させて熱を加え、肌のハリを支える土台ごと引き上げる作用が期待できます。
メスを使わずダウンタイムが少ないことが特徴で、脂肪吸引後の修正手段としてよく選ばれます。ただし、皮膚が大きく余っている重度のたるみには効果が出にくいため、まずは医師に診察してもらい、自分のたるみの程度に向くかを判断することが重要です。
②マイクロニードルRFでの肌再生
マイクロニードルRFは、細い針を皮膚に挿入し、針先から高周波の熱を加える治療です。皮膚の深い層を直接刺激することで、肌のハリを支える成分の生まれ変わりを促し、たるみと肌質の両面で改善が期待できます。
ハイフより肌そのものの質感改善に強く、毛穴の開きや凹みを伴うたるみに向く治療です。複数回の照射が前提となるため、計画的なスケジュールを組んで取り組むことが大切です。施術の詳細は別の記事で解説しています。
③糸リフトによる物理的な引き上げ
糸リフトは、皮膚を内側から物理的に引き上げる治療で、中等度のたるみに有効な選択肢です。医療用の溶ける糸を皮下に挿入し、頬や顎下のたるみを引き上げる仕組みになっています。脂肪吸引後の皮膚の余りに対しても、ボリュームを足さずに輪郭を整えやすい点が利点です。
ただし、糸の本数や入れ方によって仕上がりは大きく変わります。引きつれや左右差といったリスクも伴うため、症例数が豊富な医師に相談することが重要です。施術前には、メリットだけでなくダウンタイムや起こりうる症状の説明も受けてください。
たるみ治療では、糸リフトと脂肪吸引を同時に行うほうが満足度が高まりやすいと報告されています。顔の若返りを対象とした海外の臨床研究(2019年)では、糸リフト単独の患者満足度が4段階評価で2.36でした。一方、脂肪吸引を併用した場合は3.06と、より高い結果が示されています。
余分な脂肪を取り除いてから引き上げることで、引き上げの土台が整いやすくなると考えられます。ただし、仕上がりには個人差があります。
当院でも、たるみ予防の観点から脂肪吸引と糸リフトの併用に対応しています。
④脂肪注入での頬こけ改善
脂肪を取りすぎたことによる頬こけや凹みには、自分の脂肪を注入して整える方法があります。お腹や太ももから採取した脂肪を、不純物を除いた良質な状態に整えてから、こけた部位にバランスよく注入する流れです。
当院では、コンデンスリッチ脂肪注入と呼ばれる、定着率を高めた処理方法に対応しています。失った部分を別の場所から補える点で、ヒアルロン酸より自然な仕上がりが期待できる治療です。注入量や層の選び方には医師の経験が大きく影響します。
⑤皮膚切除によるフェイスリフト
皮膚が大きく余ってしまった重度のたるみには、フェイスリフトによる皮膚切除が最後の選択肢となります。耳の前後の目立たない位置を切開し、余った皮膚を切り取って引き上げる方法で、機器による引き締めでは届かない範囲に対応できます。
ダウンタイムや傷跡のリスクは大きいため、誰にでも勧められる治療ではありません。「指でつまめるほど皮膚が垂れている」「他の治療では追いつかない」と判断された場合の選択肢として、専門医と十分相談した上で検討します。
たるみ予防に活用される最新引き締め機器
脂肪吸引後のたるみ予防には、皮膚を引き締める機器の併用が有効です。
当院ではクォンタムRF、エンブレイスTurbo、モフィウス8 burstの3機種を、たるみリスクや部位に応じて使い分けています。届く深さや作用が異なるため、目的に合わせた選択が重要です。
| 機器名 | アプローチ | 向くケース |
| クォンタムRF | 皮下からの強力な熱 | たるみリスクが高い症例 |
| エンブレイスturbo | 皮下からの強力な熱 | たるむリスクが高い+脂肪が多い症例 |
| モフィウス8 burst | 肌の表面から極細の針を刺し入れ、針先から高周波を照射 | たるみと肌質の同時改善 |
クォンタムRFの引き締め効果
クォンタムRFは、皮膚の表面を傷つけずに高周波の熱を届ける引き締め機器です。
脂肪吸引と組み合わせることで、たるみの土台となる繊維の網を内側から収縮させ、皮膚を引き締める作用が期待できます。ダウンタイムが少なく痛みも穏やかな点が特徴で、脂肪吸引と同日に併用しやすい設計です。軽度〜中等度のたるみリスクをカバーする位置づけで使われ、術後のメンテナンスとしても活用できます。年齢に応じた肌のハリ低下を補う引き締め治療として有効です。
エンブレイスTurboの皮下引き締め
エンブレイスTurboは、極細の管を皮膚の下に直接入れ、内側から強力に引き締める機器です。
脂肪を支える線維の網に対して内側から熱を加えるため、表面から照射するタイプより収縮力が高い点が特徴です。脂肪吸引と同時に行うことで、皮膚の余りを抑えつつフェイスラインを整える効果が期待できます。特に40代以上やダイエット歴がある方、皮膚の弾力低下が気になる方にとって、たるみ予防の選択肢として有力な機器となります。
モフィウス8 Burstの肌再生作用
モフィウス8 Burstは、細い針を通して皮膚の深い層に高周波を届ける機器で、肌の生まれ変わりを促します。
針先から熱を放出することで、肌のハリを支える成分の新生を刺激し、たるみと肌質の改善を同時に狙えるためです。米国の規制機関で軟らかい組織の引き締めを目的に認可を受けている技術で、最新機種のburstモードは深さを変えながら一度に複数の層へアプローチできる点が強みです。脂肪吸引後の質感ケアとしても、修正治療の一環としても活用できる柔軟な機器です。
顔の脂肪吸引なら脂肪吸引専門の「Purelys TOKYO CLINIC」へ

顔の脂肪吸引でたるみを残さない結果を目指すなら、脂肪吸引専門のPurelys TOKYO CLINICにご相談ください。
脂肪吸引の高度な専門資格を持つ三浦航院長が、超音波エコーでの事前診断と層別吸引を組み合わせ、皮膚を引き締める最新機器との同時併用までを一貫して設計します。
24時間365日のアフターフォロー体制で、術後の不安にも医師がしっかり寄り添います。たるみが気になる方は、まずカウンセリングで現在の状態を確認することをおすすめします。
顔の脂肪吸引でたるんだ時のよくある質問
圧迫固定は何日続けるべきですか
圧迫固定の推奨期間は1〜4週間と幅があり、執刀医の方針によって異なります。
最初の72時間は皮膚を新しい輪郭に密着させるための重要な時間で、ほとんどのクリニックで72時間の着用が指示されます。その後、夜間のみに切り替える方針や、最大4週間続ける方針など、症例によって判断が分かれます。
自己判断で短くするとたるみや凹凸につながる可能性があるため、必ず執刀医の指示に従ってください。指示期間を守ることがたるみ予防の基本になります。
術後5年後の経過はどうなりますか
脂肪吸引で減らした脂肪細胞は基本的に戻らないため、5年後も小顔効果は維持されやすい治療です。
一方で、肌のハリを支える成分は年齢とともに減るため、何もしなければ加齢によるたるみは別軸で進みます。術中にたるみ予防の引き締めを併用していなかった場合、5年後に皮膚の余りやフェイスラインの下垂が目立ちやすくなる可能性があります。
長期的な美しさを保つには、術中の引き締め設計と、術後の定期的なメンテナンスを組み合わせる考え方が現実的です。
たるみにハイフは有効ですか
軽度のたるみに対しては、ハイフが有効な選択肢の1つになります。皮膚の深い層に熱を集中させ、肌のハリを支える土台を引き締める作用が期待できます。メスを使わず、赤みやむくみが一時的に出る程度で済むため、心理的なハードルも低めです。
ただし、ハイフによる引き上げ幅は大きくありません。顔と首を対象とした臨床研究では、1回の施術後に眉の高さが平均で約1.7mm上がったと報告されています。1〜2mm程度の自然な変化が中心となるため、しっかり引き上げたい場合には物足りなさを感じることもあります。
※参考:Ultrasound tightening of facial and neck skin: a rater-blinded prospective cohort study
皮膚が指でつまめるほど余っている重度のたるみには、ハイフだけでは効果が届きにくくなります。重度の場合は、皮膚を切除する手術も含めて検討が必要です。どの程度まで引き上げたいかによって、向いている治療法は変わります。
まずは自分のたるみの程度を医師に診察してもらうことが大切です。診察を踏まえて、ハイフが向くのか、糸リフトや手術が必要なのかを冷静に判断してください。
皮膚切除を検討する基準はありますか
皮膚切除を検討する基準は、機器や糸リフトでは追いつかないほど皮膚が大きく余っている状態かどうかです。
具体的には、術後6ヶ月以上が経過し、ハイフや糸リフトを試しても改善が乏しい場合や、指でつまむと数センチ単位で皮膚が余るような重度のたるみが対象になります。ダウンタイムや傷跡のリスクが大きいため、誰にでも勧められる方法ではありません。あくまで他の治療を試した上での最終的な選択肢として、専門医と十分に相談して判断します。
他院修正の相談はできますか
他院で受けた脂肪吸引のたるみや凹凸についても、専門医に相談することができます。
当院でも、他院で施術を受けた方の経過観察や修正相談に対応しており、現在の状態を診察した上で適切な治療を提案する流れになっています。他院修正は組織が癒着していることも多く、初回の手術より難易度が高いため、修正対応の経験がある医師を選ぶことが重要です。
「自分は終わりだ」と感じる前に、まずは現状を専門医に見てもらうことをおすすめします。
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