二の腕脂肪吸引ダウンタイム|肘に水が溜まった症例と対策#0010


| 診療科目 | 機械 / ボディ脂肪吸引 |
|---|---|
| 施術名 | 二の腕脂肪吸引 / エルサ(LSSA) |
| 料金 |
二の腕脂肪吸引:¥198,000〜¥990,000 エルサ(LSSA):エルサかけ放題 ¥165,000 |
| ダウンタイム | ダウンタイム2週間-3ヶ月 |
| リスク/副作用 | 術後には浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、傷感染等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
二の腕の脂肪吸引は、細く引き締まった腕をつくる人気の施術ですが、術後のダウンタイムには個人差があります。
今回は、肘周囲に水が溜まり、3日目と11日目に貯留液を注射で抜いた実際の症例をもとに、回復の流れや注意点を詳しくご紹介します。
実際の毎日のダウンタイム経過を写真とともに掲載し、その時期ごとの対策についても詳しく解説します。
二の腕脂肪吸引のダウンタイムとは?
脂肪吸引後のダウンタイムとは、腫れ・むくみ・内出血・痛みなどが出る期間を指します。
二の腕は皮下脂肪が多く、また肘周囲までしっかり吸引を行うため、手術時の麻酔の液や、体の反応として一時的に体液が溜まることがあります。
これ自体は異常ではなく、体が自然治癒の過程で起こす正常な反応です。
脂肪吸引のメカニズムの詳しい記事はこちらから。
術後2日目:赤みや腫れが目立つ時期

この方は撮影のために圧迫を一時的に外していますが、本来72時間圧迫したままで過ごす必要があります。
術後1日目、2日目は赤みが目立つ時期になります。
肘周りに麻酔の液が溜まっておりパンパンになっています。
術後3日目:圧迫を外せる時期
術後72時間で圧迫を外すことができます。
術後すぐの赤みはなくなります。
前日まで肘周りに麻酔の液が溜まっていましたが注射で抜いたため前日よりもスッキリしました。


術後4日目:むくみのピーク

圧迫を外したことにより内出血と浮腫が一時的に増えます。
3-5日目が内出血、腫れのピークです。
術後5日目:浮腫が重力で落ちる時期

圧迫を外したことによる浮腫が重力に従い下に落ちてきます。
内出血も徐々に濃くなり肘下まで落ちているのがわかります。
術後7日:抜糸の時期

7日目前後で抜糸を行います。
抜糸を行うと入浴が可能になります。
またダウンタイムを早くなくすためのインディバにも通うことができます。
内出血が淡黄色から薄い黄色に色調が徐々に変化していきます。
この時期から薄くなり2週間目までに消失することが一般的です。
術後9日目:拘縮が出始める時期

1週間を過ぎたあたりから拘縮が出始めます。
二の腕の脂肪吸引の場合、肘周りや内側の皮膚が薄いところに強く拘縮が出ます。
術後10日目:肘周りの液が悪化

基本的には7日目以降に再度滲出液が悪化してくることは少ないですがこの方の場合、注射で抜いた後にまた溜まってきてしまいました。
術後11日目:目に見えて貯留液が悪化

肘周りに水が溜まっているのがひと目でわかります。
動画わかりやすいですが本人も触ってぽちゃぽちゃするとのことで来院してもらい水を抜くことにしました。
術後12日目:拘縮が進む時期

拘縮がすすみ脇の方まで固くなってきます。
拘縮が進むと引き延ばされた時にピキッとした痛みを感じる方もいます。
術後13日目

全体的に拘縮があります。
術後14日目:術前と同じサイズ感になる時期

2週間目になると内出血は消失し、腫れも落ち着くため術前と同じサイズ感になります。
拘縮は全体的に出ており、3週間目あたりをピークにここからもう少し固くなります。
術後30日目:拘縮のピークが過ぎる時期

拘縮のピークを過ぎ、スッキリ感を実感できる時期になります。
完成度としては70-80%でここからさらに0.8倍くらいの細さになります。
肘周りに水が溜まる原因と対処法
原因
- 吸引範囲が広く、空洞になったスペースに体液が流入する
- 体質や水分代謝の差
- 圧迫着のズレや固定不足
対処法
- 医師による排液(穿刺)処置で早期改善
- 圧迫着を正しく装着
- 肘関節の過度な屈伸運動を避ける
これらを適切に管理することで、最終的な仕上がりには影響しません。
そのほかのケアのポイントは過去の記事に。
術後ケアのポイント
- 圧迫固定を1〜3週間継続する
- 水分・塩分バランスを整える
- 腕を心臓より高く保つ姿勢を意識する
- 異常な腫れや痛みが続く場合は早めに受診
まとめ:適切な管理で理想の腕ラインへ
今回のように肘まわりに水が溜まるケースは、二の腕脂肪吸引では決して珍しくありません。
適切な排液と圧迫管理を行うことで、最終的には自然で滑らかな仕上がりに落ち着きます。
Purelys TOKYO CLINICでは、こうしたダウンタイムの細かな変化にも丁寧に対応し、安心して経過を見守れる体制を整えています。









