【症例写真と論文で解説】エルサ+クォンタムRF併用によるお腹の脂肪吸引#0021




| 診療科目 | 機械 / ボディ脂肪吸引 |
|---|---|
| 施術名 | クォンタムRF(puontumRF) / 腹部脂肪吸引 / エルサ(LSSA) |
| 料金 |
クォンタムRF(puontumRF):エルサ・クォンタムかけ放題 ¥366,000 腹部脂肪吸引:お腹スッキリセット(上腹部、下腹部、側腹部、ウエスト、胸下)の脂肪吸引 エルサ(LSSA):エルサかけ放題 ¥165,000 |
| ダウンタイム | ダウンタイム2週間-3ヶ月 |
| リスク/副作用 | 術後には浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、傷感染等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
はじめに:お腹の脂肪吸引における「たるみ」対策の重要性
お腹の脂肪吸引では、脂肪除去そのもの以上に「皮膚のたるみ」をどのように防ぐかが仕上がりを左右します。特に下腹部やウエストラインでは、脂肪を減らすだけでは皮膚が余り、弛みが残ることもあります。
そこで当院では、脂肪除去+皮膚引き締めを同時に実現するため、エルサ(LSSA)とクォンタムRF(Quantum RF)を併用。脂肪を安全に除去しながら、RF(高周波)によるコラーゲン再構築と皮膚収縮を誘導します。
エルサ+クォンタムRFとは?
● エルサ(VASER LSSA)
最新世代のVASER(Liposuction Surgical System Advanced)と言われており、脂肪細胞を選択的に乳化させ、出血や周囲組織へのダメージを抑えつつ、均一でなめらかな吸引が可能です。
従来のベイザーよりも熱効率とトルク制御が向上しており、難易度の高い腹部やウエストでも滑らかなラインを形成します。
※LSSAについての詳しい記事はこちら。
● クォンタムRF(Quantum RF)
InMode社開発の内部照射型RFシステム。皮下に挿入した極細カニューレからRF波を照射し、脂肪組織を加熱・収縮させながら皮膚の内側からタイトニング。
コラーゲン線維が65〜70℃で再構築されるため、施術後3〜6ヶ月にわたり皮膚のハリ感・引き締め効果が続きます。
さらに、脂肪吸引でできた空間を内部からリモデリングするため、皮膚たるみや凹凸を予防できます。
※クォンタムRFについての詳しい記事はこちら。
ダウンタイム経過:1〜30日目の実際
● 術後3日目(圧迫解除)
- 初めの3日間は圧迫固定をします。これは吸引したスペースに体液や出血が入り込まないようにする役割と滑らかな仕上がりにするために必須です。
- むくみ・内出血・圧痛を感じますが、LSSAのおかげで損傷が少ないため腫れも内出血も軽度。
- 圧迫を外した後が腫れと内出血のピーク。
- 圧迫を外すのでシャワーに入ることが可能になります。


● 術後5日目
- 腫れのピークは過ぎましたが全体的な腫れは残っています。
- 姿勢が悪いと線が入ることがあるのでなるべく背筋は伸ばして生活をするとよいです。
- 内出血は重力に従い下に落ちてきます。


● 術後6日目
- 内出血の範囲は少しずつ減っていきます。


● 術後7日目(抜糸)
- 内出血が黄色味に変化。
- 拘縮が始まり、腹部に硬さとピリピリ感。
- クォンタムRFによる皮下熱変化で、一時的に皮膚表面が乾燥しやすくなる。
- 抜糸後は入浴やインディバに通うことも可能です。


● 術後8目目
- むくみが減少し、ウエストラインの変化がわかり始める。
- 臍周囲や下腹部から徐々に拘縮が現れます。


● 術後10日目
- 内出血は薄くなってきて目立たなくなってきます。
- 腹部を伸ばす動作で軽い突っ張り感あり。


● 術後12日目
- 全体的に拘縮が進み硬さを感じるようになります。


● 術後14日目
- 2週間目になると内出血はほぼ消失します。
- 腫れもおさまり術前と同じくらいになります。


● 術後30日目
- 拘縮のピークは3-4週間目になります。
- 1ヶ月目になると完成度としては70%ほどになります。
- 前から見た時のくびが増えました。
- 横から見ると下腹部のぽっこり感がなくなったのがわかります。


RF併用による引き締め効果の科学的根拠
- Kreindel & Mulholland (2021) によるRF理論の基礎研究では、65〜70℃加熱により即時的なコラーゲン収縮と線維芽細胞の活性化が起こることが確認されています。
- Dayan et al. (2020) はICG蛍光法により、RF施術後も皮下血流・リンパ流が保持されることを実証。安全性が高い治療であることを示しました。
- Chia et al. (2015) の上腕比較試験では、RF併用脂肪吸引(RFAL群)で皮膚収縮率22.6%と報告。腹部でも同様の皮膚タイトニングが期待できます。
まとめ
お腹の脂肪吸引において、たるみを防ぎながら滑らかなラインを形成するには、「脂肪除去+RFによる組織収縮」の組み合わせが鍵となります。
エルサによる選択的脂肪除去と、クォンタムRFによる皮膚深部の再構築を同時に行うことで、より美しい腹部ラインと短いダウンタイムを実現。
Purelys TOKYO CLINICでは、麻酔管理・圧迫・アフターケアまで一貫して行い、安全かつ再現性の高い結果を追求しています。
参考文献(References)
- Kreindel M, Mulholland S. The Basic Science of Radiofrequency-Based Devices. Enhanced Liposuction – New Perspectives and Techniques. IntechOpen; 2021.
- Dayan E, Theodorou SJ, Rohrich RJ, et al. Aesthetic Applications of Radiofrequency: Lymphatic and Perfusion Assessment. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2020;8:e3193.
- Chia CT, Theodorou SJ, Hoyos AE, Pitman GH. Radiofrequency-Assisted Liposuction Compared with Aggressive Superficial, Subdermal Liposuction of the Arms. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2015;3:e459.









